今日は国立劇場の文楽鑑賞教室「曽根崎心中」を観て来た。
人形遣い、大夫の語り、三味線などが一体になってストーリーを展開。それぞれの熟練された技と巧みな演出にすっかり魅了されてしまった。
今回文楽を観たのは2回目。何とも言えない繊細な空気感が心地良い。
一体の人形を三人で操る。そして台詞を語るのは大夫。歌舞伎のように生身の人間が演じたほうが話が早いような気もするのだが、あえて人形というところが観客の想像力をかきたて、感情移入を容易にしているのだと感じる。
静寂と迫力を肌で感じられる、日本が誇るべき舞台芸能。もっと多くの人に知ってもらうべきだと思う。
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