留学シリーズ 第三話 「日々の生活」


前回は「食」に関することで盛り上がったので、今回は「衣」「住」について書く。

ボストンは一応大都市なのでえり好みしなければなんでも手に入る。ただし日本と比べChoiceが少ない。これはアメリカ全土に言えることだが、たとえば目覚まし時計を日本で買う際、ヨドバシカメラなどの量販店にいけば価格帯や機能がさまざまで選ぶのに一苦労の品揃えであるのに対し、アメリカではせいぜい2〜3つくらい。量販店にあまり高級なものは置いていない。モデルチェンジもあまりなく、「とりあえず使えればいいや」という声がどの品物からも聞こえてきそうである。ただしChoiceが少ないことで便利なこともある。たとえばドアノブが壊れて、部品を買うのに日本では、「もうその形は製造されていない」などということが多々あるが、アメリカでは簡単に見つけられることが多い。とにかくQuick&Easyなものが好きな国で何か発明されると根付くのは早いが、「より良いもの」という点にはあまり関心がないようだ。

例外(品揃えが良いもの):歯ブラシ、洗濯せっけん、Greeting cardなど。アメリカ人がいかにこだわっているかがわかる。

家電 :日本製が大半だが、しっかりとアメリカ仕様(厚ぼったく高機能でない)になっている!携帯MD・CDプレーヤー、デジカメ、目覚まし時計、電池は日本で買うほうが安くて品も良い!またパソコンは日本語OSを入れるなら日本で買っていったほうが苦労が少ない(デバイスが違うので探すのに一苦労した)。

食器:比較的高い。お箸、菜ばし、お椀、醤油皿などは日本で。

台所用品:鍋などは高い。おろし器(スライサーのついているもの)、爪楊枝、醤油入れ、輪ゴムなどは日本で!

文具 : 日本製が多いが、Choiceが少ないので日本で買っていくべし!特に消しゴム(アメリカ人はあまり使わない?!)や修正テープ。

ベット : 大きさはSingle, Full size, Queen, Kingの順。普通のマットレスとスプリング無しのFuton(全然ふとんではない!)がある。どうせならFull size以上が快適。

風呂 :風呂場はトイレと一体。風呂場でジャブジャブというのは諦めるしかない。シャワーカーテンをしっかりしないと水漏れの原因に! シャワーヘッドは固定のものがついているので、ホースのついたもの(たしか$40くらい)に変更すると風呂掃除も便利!

衣服 :海外ブランドは絶対アメリカの方が安いが、普段着や下着などは日本の方が安い(靴下、Tシャツ、パンツなど)。またサイズは紳士物の場合、日本のものに比べ腕が長く、首が細い(日本人は腕が短く首が太いということになる…)。革製品はアメリカが安い!

たばこ : 私が居た2002年では一箱$5だった。私の一日の食費とほぼ同額で、やめる良いきっかけとなった。買うときに酒同様IDが必要。日本のブランドは日本食材店で。

 

ポイント:

留学生の多いBostonでは帰国する学生がMoving saleで家財を売る。Choiceが少ない国なので、人から買っても物は変わらない。最初はあまりこだわらずに安く必要なものを手に入れるのも方法の一つ。渡米する前にインターネットなどをチェックするとよい。また学校の掲示板にも学期終りにチラシがたくさん張られているので要チェック!

あとOnline Storeが充実しているので、電化製品やパソコン部品・ソフトなどInternetで価格をチェックすることを勧める(大抵Credit cardにて支払)。物によってはかなり割安!

 

Boston周辺のお店

Sears : 地下鉄Green lineの終点LechmareにあるCambridge side Galleriaというモールに入っているデパート。電化製品と衣服が安い。

Bed,bath & Beyond : Green line(D)のFenway駅前。大きくて綺麗、品揃え豊富。台所用品(鍋、包丁など)、インテリア関係(クッション、カーペット、ブラインド、棚、収納など)、バス用品(シャワーヘッド)、生活用品(タオル、キャンドル)、寝具(枕、シーツ、ブランケット)など。

Staples : やはりFenway駅前の文具屋。文具、OAアクセサリー、パソコン、周辺機器、いす、スーツケースなど。大きく品揃え豊富で比較的安い。よく利用していた。

Pearl : Central Squareにある文具店。文具、画材など。

Micro Center : Charles river沿いの大きなコンピュータ屋。Red lineのCentral駅から川に向かって徒歩20分。ハード、ソフト、メディア、OAアクセサリーなどが安い。

Radio Shack : 各地にある家電のチェーン店。Berklee付近にもあり。オーディオ変換ジャックやパーツ、半田ごてなど。

Hardware : 各地にある、いわゆるミニ”東急ハンズ”。Berklee付近にもあり。家電、食器、家具、ペンキ、木材、合鍵作成など。3ヶ月くらいに一度、深夜セールをやる。

CVS : 各地にあるコンビニエンス・ドラッグストア。Berklee付近にもあり。薬、お菓子、バースデーカード、DPE、文具など。洗剤・シャンプーなどがとても安いことも!

Store 24 : 24時間営業のコンビニ。Berkleeの前にあり。サンドイッチ・ジュース・たばこ・T(Bostonの地下鉄)のパスなど。もちろん弁当・缶のお茶などは置いていない。

Post Office : 郵便局。ただし貯金はできない。日本より安く、国際便などは航空便、EMS、船便の料金をその場で教えてくれるので親切。郵便物にかける保険額もわかり易い。小さなダンボール箱や梱包材なども売っている。

U-Haul : 引越し用のバンやトラックのレンタル。「車(Car)をレンタルしたい」とたずねると、「うちには車はない!」と言われるので必ず「トラックかヴァン」と言うこと!車種は一人用からある。梱包材やダンボールの種類も豊富。Boston各地に数箇所あり。Bostonでは殆どの学生が8月末に同時に引越しをするので、トラックの予約は早めに。

流石書店 : Red lineのPorter Square駅から徒歩1分。日本の書籍はBostonではここでのみ。日本円定価の1.5倍くらいか。

食器屋 : 名前は忘れたが、Porter Square駅からMass Ave.をHarverdと逆に歩いて5分くらい、進行方向左側。Outletなのかいろんな食器が無造作に積まれている。皿・カップなどが安い。

China townにある食材屋 : 食器、鍋などが安い。食器かごなど。

Berklee近所のベット屋 : Green lineのHynes Convention Center駅付近のベット屋。日本より安い。

日本食材店 : 前回述べた寿屋や吉野屋ではいろいろなものが置いてある。おいしいご飯は日本製の炊飯器で。

 

第二話へ戻る    第四話へ